先日お客さまから、前回のボブカットについての指摘を色々いただきました。気に入らなかったというわけではなく、いつもと違ったので驚いたとおっしゃっていました(気を遣っていただいたのかも)。
ご本人曰く、冒険できない性格で、、とのことでしたし、実際カットの仕方を変えていました。
正直あまりカットできる部分は無かったのですが、スタイリングの仕方、ヘアスタイルの細かな説明、
お互いのヘアスタイルのイメージを擦り合わせなど、お客さまと向き合いました。
困ったのはお会計です。
定期的にカットに来る方の場合、平均が1ヶ月半〜2ヶ月周期。
今回のお客さまはまだ3週間も経っていません。
無料でカットの直しが出来る1週間は過ぎてるし、でも満額でいただくのもなぁ、、、と。それか半額にしようか?などずいぶん悩みました。
最終的に、カットの料金は満額いただき、簡単なトリートメントをサービスすることにしました。
以前の私なら、
「まだ3週間も経っていないので、1000円でいいですよ。」
と言っていました。自分の技術の自信の無さを、料金の安さでカバーしようとした為です。
自分で自分の価値を勝手に下げていました。それに、料金を下げて喜ぶ方を、お客さまにしたいわけではありません。
もし自分が、3週間も経ってないのに美容室に行った場合、どんな対応だったら納得して満額払えるか、必死で考えました。相手の仕事の出来に対して意見を言うわけですから、少し割り引いてくれるとか、サービスを期待するのは普通だと思います。
自分でも一瞬そんな事を思うのに、
今回のお客さまはそんなことを望んでおらず、カット料金をしっかりお支払いし、帰られました。
自分の価値を下げず、付加価値をつける。
勉強になった出来事でした。